dassui

気温や湿度が高くなり始める6月から夏にかけては、脱水が起こりやすい季節です。

脱水というと屋外での熱中症を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし実際には、自宅で過ごしているときにも起こることがあります。

とくに、小児や高齢者、療養中の方は、のどの渇きや体調の変化をうまく伝えられないことがあります。そのため、ご家族や周囲の人が普段との違いに気づくことが大切です。

今回は、見逃したくない脱水のサインや受診の目安についてご紹介します。

【脱水は夏前から注意が必要です】

脱水とは、体に必要な水分や電解質(ミネラル)が不足した状態です。軽い段階では口の渇きやだるさがみられますが、進行すると意識障害などにつながることもあります。

気温や湿度が上がり始める6月頃からは、汗によって水分を失いやすくなります。とくに小児や高齢者、療養中の方は脱水のリスクが高いため注意が必要です。

【ご家族が気づきたい脱水のサイン】

脱水は少しずつ進行することがあります。体調の変化をうまく伝えられない方の場合は、次のようなサインを参考にしてみてください。

☆水分をあまり飲めていない

普段より飲み物が進まない、声をかけてもあまり飲もうとしない場合は注意が必要です。とくに高齢者や小さなお子さんは、自分から水分を求められないこともあります。

☆尿の回数や量が減っている

体内の水分が不足すると、尿の回数や量が少なくなることがあります。尿の色が濃くなっている場合も、脱水のサインのひとつです。

☆食欲が落ちている

急に食事を残すようになったり、好きな食べ物にも興味を示さなくなったりした場合は注意して経過をみましょう。食事量の低下は、水分不足にもつながります。

☆元気がなく、反応が鈍い

普段より活動量が少ない、横になっている時間が長い、呼びかけへの返事が遅いなどの変化は脱水のサインかもしれません。「なんとなくいつもと違う」と感じたら注意が必要です。

【こんなときは早めに医療機関へ相談を】

軽い脱水であれば水分補給で改善することもありますが、次のような場合は早めに医療機関へ相談しましょう。

☆水分がほとんど取れない

吐き気や強いだるさなどで水分を取れない状態が続く場合は、脱水が進行するおそれがあります。

☆発熱・下痢・嘔吐が続いている

発熱や下痢、嘔吐が続くと体内の水分が失われやすくなります。症状が長引いている場合は注意が必要です。

☆反応が鈍い・様子がいつもと違う

呼びかけへの反応が鈍い、会話がかみ合わない、ぼんやりしているなどの変化がみられる場合は、早めの相談が大切です。

【日頃からできる脱水予防】

☆のどが渇く前に水分補給をする

脱水予防の基本は、こまめな水分補給です。起床時や食事の前後、入浴後など、飲むタイミングを決めておくと続けやすくなります。

☆室温・湿度を適切に保つ

室内でも気温や湿度が高いと水分が失われやすくなります。エアコンや扇風機を活用し、快適な環境を整えましょう。

【まとめ】

脱水は、自宅で過ごしていても起こることがあります。とくに小児や高齢者、療養中の方では、「いつもと違う様子」が大切なサインです。

気になる変化がある場合は、無理に様子を見続けず、早めに医療機関へ相談しましょう。

ひのでクリニックでは、定期的な訪問診療を通じて、患者さまの体調や生活状況を確認しながら診療をおこなっています。

体調の変化への対応や日常生活での不安についてもご相談いただけますので、在宅療養中の方やご家族の皆さまは、お気軽にご相談ください。

 

ひのでクリニックでは緩和ケアや症状緩和に力を入れています。当院では症状緩和に強い複数の医師が連携し、あらゆる疾患に伴う苦痛や不安を和らげ、生活しやすい治療を心がけています。
ご本人とご家族の想いを第一に、ご自宅での穏やかな療養、在宅緩和と温かな看取りを全力でサポートいたしますので、いつでもご相談ください。

LINE友だち追加

ひのでクリニック