先日、ACPの勉強会を行いました!
ACPとは日本語訳で「人生会議」と言います。
“将来に備えて、自分の今後のことを考えておきましょう“と言われていますが、実際にはどのように考えていけば良いのでしょうか?
当院の医師から詳しく教えてもらいました。

日々の診察の中で患者様と今後の話をしたとき、「今後どうなるのか今は想像がつかない」「今はまだ元気だし・・・」などの思いを聞かせていただくことがあります。
私たちも、自分や家族が「今後もし何かあったときにどうするか」と急に聞かれても想像できない部分もありますよね。
そんな思いにも寄り添いながら、患者様やご家族のペースに合わせて話し合いをしていくことが大切です。ACPとは1回きりで終わらせるものではありません。何度も話し合うことで、思いや方向性を共有することです。

患者様のACPの場面に立ち会ったとき、私は「これでいいのか、自分の対応や伝えた言葉はあれでよかったのか」と思うことがあり、同行させてもらった医師に相談したことがあります。
患者様と医療者が協力して意思決定を行うことを意味する「shared decision making (SDM: 共有意思決定)」という言葉があります。
患者様の思いを尊重しつつ医療者としてできる情報提供はしていき、その上で患者様やご家族がより良い選択ができるように一緒に考えること、そして医療者も1人ではなく多職種の視点から考え、情報共有することが大切だと教えてもらいました。

「ACP」奥が深いですね。勉強会で学びがたくさんあったので、また後日改めてご紹介させていただきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました^^
ひのでクリニック