今月の勉強会では、管理栄養士のケース発表として診療同行をして感じたことと、今年度関わらせいただいた食支援の内容について発表しました。

在宅で生活している方の中には、認知症同士のご夫婦や、さまざまな支援を用いて一人暮らしされている方、家族の支援がある方、難しい方などさまざまな生活環境、状況の方がいらっしゃいます。
食事は生きる上でも毎日必要不可欠であり、日々の楽しみにもつながる重要なポジションです。ご年齢とともに通常の食事が食べることも作ることも難しくなってきたり、
病気の進行によって通常の食事だけではまかなえない部分により低血糖や別の体調不良を起こしたり、食事は体調にも密接に関わる部分でもあります。
在宅医療で関わられていただく患者さんの中には台所に立つことすら難しい方もたくさんいらっしゃるので、まずは食事の準備は誰がしているのか、買い物はどうしているのか、
普段どのような食事を食べているのか、好き嫌いがあるかなども含めて聞き取り、そこから一人一人に合わせた困りごとに対するアドバイスを考えています。

困ったことに寄り添い、患者さんやご家族が今あるものでこれなら作れそう、できそうと思えるような現実的な具体案を、わかりやすく提案できるようにこれからも精進していきます。
ひのでクリニック