2月のゆるつな
先日開催したゆるつなも、多くの方にご参加いただきありがとうございました。
今回は「診療報酬ってこんな感じ!」をテーマに、
在宅医療の報酬の仕組みについて整理しました。
💰 診療報酬は「医療の値段のルール」
まず基本として、診療報酬は医療行為を「点数」で評価する全国共通の仕組みです。
1点=10円というルールのもと、診察や管理の内容が評価されています。
在宅医療では、
・診察したことへの評価(足を運んで診る)
・継続して管理していることへの評価(日々の健康を見守る)
この2つが大きな柱になります。
🏠 在宅時医学総合管理料は“土台”
在宅医療では「在宅時医学総合管理料(在医総管)」が中心となります。
これは単なる診察代ではなく、
・24時間体制の維持(夜間や休日の安心)
・計画的な医学管理
・電話相談や緊急対応
・多職種連携
在宅医療は、訪問した時という”点”の関わりだけではなく、
24時間365日つながり続ける”線”の医療です。
この見えにくい支えの部分を評価しているのが在医総管という管理料です。
📊 気になるひと月の自己負担の目安
「家で医療を受けると高いのでは?」という不安の声も耳にします。
月2回の定期訪問を想定すると、
訪問診療料や在医総管に加え、必要に応じた加算がつきます。
自己負担は割合によって異なりますが、
高額療養費制度により自己負担には上限が設けられています。
高額療養費制度は、
医療が必要な人が費用を理由に治療をあきらめないための仕組みです。
収入に応じて自己負担額には上限が設けられており、
医療が必要な人に、きちんと医療が届くように設計されています。
📈 2026年診療報酬改定の方向性
2026年改定では、
・物価高・賃上げ対応
・24時間体制の実効性
・看取りなどの実績評価
・ICT/DX活用
・適正化の強化
といった点が重視される方向です。
まだ最終確定ではありませんが、
“件数をこなす在宅”から“体制と質で支える在宅”へ、という流れがより明確になってきています。
🌱 まとめ
在宅医療の報酬は、診察の回数だけを評価しているものではありません。
体制や連携、継続的な支えを含めた“仕組みそのもの”への評価です。
制度は数字で表現されますが、その背景には
「必要な人に医療を届ける」という考えがあります。
今回のゆるつなが、
診療報酬という複雑な仕組みを、
少し立体的に見るきっかけになっていただけたら嬉しいです。
次回のゆるつなは・・・
在宅医療の緩和ケアに使用される”PCAポンプ”についてお話します。
皆様のご参加をお待ちしています!











