こんにちは!ひのでクリニック管理栄養士です。

夏の暑さがまだまだ続きますね。
こんな季節に「冷たいものが食べたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
特に、つるんと冷たいかき氷やアイスは、夏の定番おやつですよね🍨

しかし、嚥下機能が低下している方にとっては、
通常のかき氷やアイスは溶けるとサラサラの水のように変化し、むせ込みや誤嚥のリスクにつながることもあります。
せっかくの冷たいおやつも、安全に楽しむことが難しいのが現状です。

そこで、ひのでクリニックでは、安心して召し上がっていただける「溶けにくいアイス」と「溶けにくいかき氷」を
スタッフみんなで試食する、院内クッキングを開催しました!

今回参考にしたのは、こちらのレシピです。
https://enge.jp/home-nursing-food/008/index.html
https://enge.jp/prized-recipe/detail/?id=shaved-ice

とろみ調整剤を加えることで、食べて美味しいと思える仕上がりになるのか?
嚥下に適した状態になるのか?とドキドキでした💓
実際に食べてみた感想は・・・全員が美味しい!!の高評価👏

新しく仲間に加わってくれたSTさん(言語聴覚士)による心強いコメントもいただきましたよ♪

🍦とろみアイス🍦

ice

凝集性(まとまりやすさ):優れた凝集性があり、口腔内で崩壊しづらいため、とても良い!
付着性(ベタつきやすさ):ゼリーよりもわずかに付着性が高いですが、ゼリーが咽頭貯留するような方でなければとても楽しめる仕上がりだと思います。

🍨とろみかき氷🍨

kakigori

凝集性:とろみ剤のおかげか溶けたり離水しづらいため、より安全にかき氷を楽しめると思います。
硬さ:冷たくシャリシャリした食感はかき氷そのものでした。口腔内の温度で溶けていきますが、とろみ成分が本領発揮。舌を伝ってゆっくりと咽頭へながれていくので、誤嚥の心配を減らせそうです。
歯がない方や食塊形成が苦手な方はしっかり粉砕することでかき氷を楽しむことができそうでした!

 

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厳しい暑さがまだ続きそうですね🌻
冷たいものが好きな方にとって、安心して楽しめるスイーツがあるとよいと思います。
とろみの適切さは1人1人異なるため、気になる方は身近な医療者にご相談ください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ひのでクリニック