在宅医療における『プライマリ・ケア』とは?【当院の取り組み】
こんにちは!ひのでクリニックです。 『プライマリ・ケア』について、前回の概要編では5つの理念についてお伝えしました。 (プライマリ・ケア 概要編) 今回は、当院が実践しているプライマリ・ケアについてご紹介します。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ ◆日常の健康管理 ・患者さまの通院を減らす ・普段の様子を把握し、体調が悪化する前に診察→悪化させない! ・調子を崩したときの判断(家で治療できるのか・病院受診するのか→必要時は病院紹介) ・患者さまの状態に合わせた医療機器の設定や調整 ◆予防接種 ・小児患者さまが必要なワクチンを漏れなく接種できるように母子手帳で把握 →スケジュール表を作成し、定期接種期間に確実に接種できるようサポート ・小児患者さまのきょうだい児やご家族も希望に沿って必要な予防接種が受けられるよう診察時に実施可能 ・コロナワクチンやインフルエンザワクチンの予防接種も希望に合わせて実施 ◆必要物品の提供 ・医療デバイス(人工呼吸器、気管切開、経管栄養など)を使用している患者さまに対し、必要な物品や医療材料の支給 →過不足なく提供できるよう表に記入、お渡し時に一緒に確認 ◆多職種連携 ・病院、ケアマネジャー、訪問看護、訪問介護、薬局…など患者さまに関わる医療機関や専門家、地域サービスとの連携 ・管理栄養士による食支援 ・小児患者さまでは学校や保育施設とのコミュニケーション、サポート ・社会資源の活用と紹介 ◆患者さまやご家族からの相談 ・24時間365日の相談対応 ・「体調を崩した」「気管カニューレが閉塞した」「〇〇の症状があるけど病院を受診した方が良いか悩んでいる」 →電話のみでの相談で済むことも。悪化する前に早めに対応するために「迷ったら電話してほしい」とお伝え ◆自宅でのお看取り ・患者さまだけでなくご家族のケアも大切に ・お看取りの近い患者さまの今後の経過をご家族に丁寧にお伝え ・最期の時間を患者さまとご家族が穏やかに過ごせるようにサポート ◆地域活動 ・近隣大学からの医学生・看護学生の実習受け入れ ・当院の所在地である広島市南区の商店会に参加、催し物にブースを出店 ・医療的ケア児とそのご家族が交流できる環境づくりとして、ひのでCafeを開催 ・当院の取り組み紹介や患者さまとのつながりを構築する目的で「ひので新聞」を配布 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ このように、当院はプライマリ・ケアの理念を大切にし、通院が難しい患者さまとそのご家族の「困ったときになんでも相談できる存在」としてありたいと考えています。 患者さまとご家族が地域で自分たちらしく生活できるよう、多職種と連携し、継続的にサポートさせていただきます。 当院が実践しているプライマリ・ケアの取り組みはまだまだあります!今後も具体的にご紹介していきますので、ぜひご覧ください^^
ひのでクリニック