在宅医療における訪問診療では、医師が患者さまを訪問し、24時間体制で医療を提供します。そのなかで、患者さまの体調の変化に気づき、適切な治療を行うために欠かせないのが「検査」です。

今回は、訪問診療で実施できる検査の種類や特徴についてお伝えします。

当院で実施できる検査は次のとおりです。

・血液検査
・尿検査
・便検査
・喀痰検査
・心電図検査
・感染症迅速検査
・超音波(エコー)検査

※訪問診療を行っている医療機関によって、対応できる検査は異なります。

レントゲンやMRIなど、高度な機械が必要な検査は対応できませんが、感染症や慢性疾患の診断に必要な血液検査や尿検査などは病院と同じように実施可能です。これにより、自宅でも迅速で適切な医療が提供できます。

検査の結果、より詳しい検査や専門的な治療が必要と判断した場合には、医療機関と連携をとり、外来受診や入院の紹介などの対応をさせていただきます。

訪問診療を利用されている患者さまは、通院が難しい状況にあります。そのため、急な体調不良でも、自宅で診察や検査を受けられることは患者さまの安心感につながるでしょう。

訪問診療では、患者さま一人ひとりの症状に合わせた検査を行い、必要に応じて専門医療機関との連携もスムーズに行います。
定期的に患者さまの診察をしているため、体調不良や些細な変化に気がつきやすいこともあり、患者さんの症状が悪化する前に早めの対応を心がけています。

 

訪問診療のメリットは、患者さまが住み慣れた場所でリラックスしながら、生活中心の医療を受けられることです。体調不良のときも、診察や検査を通して患者さんの苦痛を最小限にできるように努めています。

訪問診療の利用を検討されている方のなかには「この状態でも訪問診療は利用できる?」「訪問診療でこんな検査や治療はできる?」といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。
どんな小さなことでも、疑問がありましたらお気軽にご相談ください。

ひのでクリニック