こんにちは!診療チームのソーシャルワーカーです。
7月20日〜21日に幕張メッセで開催された第6回日本在宅医療連合学会大会に参加しました。
在宅MSW交流会や様々な講演を聞きました。
今回はその中から家族療法についての学びをご報告します。

【家族療法とは】
家族療法とは、家族間の相互作用に着目し、家族全体に働きかけることにより問題解決を図るアプローチです。ご家族様1人ひとりに平等に希望や考えを尋ねて、そのすべてを尊重します。

【家族療法の目的、めざすもの】
①問題を明らかにして、ご家族様が対処できるように促す
②安全に話し合える、承認される場の提供

【介入技法】
①リフレーミング:症状や行動についての言葉を言い換えてみる
例)いつも怒る→心配してつい言葉が強くなる
頼りたくない→自分の力で解決したいんですよね
②円環的質問:問題についてどう解釈しているか尋ねる
原因⇒結果という直線的なものではなく、円環的にめぐっていることに気づくことが変化につながる
③家族間の意見が分かれているとき:両方正しいと言う考え方。「どちらの言うことも理解できる」という姿勢

今回の学びから、1人ひとりの気持ちを汲み取りながらも、全体性を意識しながら円滑に支援を進められるようになりたいと思いました。
ご本人様やご家族様と一緒に最善を考えていけるよう、これからもたくさんのことを学んでいこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします!

 

ひのでクリニック