当院の看護師が在宅医療インテグレーター養成講座を受講しました。

10月15日16日にオンラインで開催されました。
事前学習では、録画映像を視聴し確認テストを受け、在宅事例を1例提出しての参加でした。
当日は、講義とともにグループワークがあったので、受講した方々の意見を聞くことができ学びを深めることができました。

インテグレーターとは?
コーディネーター:つなぎ役、紹介役のイメージ。
インテグレーター:様々なことを「統合(インテグレート)」する役割。
最も重要なものは、協働意思決定支援。人生にどのような意味があるのかを共に(協働)考える。どうすることが患者様ご家族にとって一番望む姿に近くなるのかを一緒に考えること。
そして、一緒に具体策を考え、関係者と思いを「共有」すること。
患者様ご家族を中心としたチームを統合して解決策を考えアドバイスする役割=黒子。現場の他職種メンバーが頑張れるように、どうしたらいいかを一緒に考える。

これには、医療的な知識、生活を看る視点、制度の知識、人としての「聴く力」「伝える力」も必要です。

当日のグループワークでは、神経難病の患者役とインテグレーター役での協働意思決定場面のロールプレイがありました。
私が参加したグループでは役に入りこみ涙するメンバーもいるくらい真剣に取り組みました。
患者様の気持ちや思いを体験する、インテグレーターとしての葛藤を体験することで、「思い」を聴く・共有する協働意思決定の重要さを再確認しました。

当院は「関わる全ての人により良い生活を提供します」という理念に沿って日々活動しています。
診療同行看護師として、患者様ご家族のご希望に沿った医療介護福祉の提供につながるよう、単に「つなぐ」連携から「統合」する役割が発揮できるよう日々学び続けていきたいと思います。

 

ひのでクリニック