唾液は天然の「万能薬」?お口と全身の健康を守る唾液の秘密 part1
こんにちは!診療チームです。
みなさんは、ふだん唾液を意識したことはありますか?
「ただの口の中の水分」と思われがちですが、実は唾液には、私たちの健康を守るための驚くべきパワーが秘められています✨✨
今回は、知っているようで知らない「唾液のすごい役割」と、今日からできるケアについてお話しします。
1. 唾液は「お口のガードマン」!💪
唾液の分泌量は40代頃から徐々に減り始め、70代以上ではピーク時の半分以下になるとも言われています。
唾液が減ると、お口の中は一気に無防備になります。
そんな唾液の幅広い活躍を以下にご紹介します🦷🪥
再石灰化(さいせっかいか):虫歯を防ぎます。
自浄・抗菌作用: 外から入ってきた細菌やウイルスの増殖を抑えます。
口臭のブロック:口臭対策には、ニオイの元となる雑菌の増殖を抑えることが大切です。口が乾くと口臭が強くなるのは、この雑菌の繁殖が一因と考えられています。
中和作用(緩衝能): 食後に酸性に傾いたお口の中を中和し、歯が溶けにくい環境に戻します。
2. 「おいしく食べる」を支える名脇役?!
実は、唾液が少ないと、食事の楽しみや安全が損なわれてしまう可能性があります。
消化を助ける: 酵素「アミラーゼ」がデンプンを分解します。
飲み込みをサポート: バラバラの食べ物を口の中で湿らせて柔らかくし、ひとまとめにして送り出す「食塊(しょくかい)形成」という重要な役割を担っています。これができないと、誤嚥のリスクが高まります。
味を伝える: 味が舌のセンサー(味蕾)に届くのを助けます。食べ物の成分が唾液に溶け込むことで、味蕾が味を感知できるのです。🍅🥬🍙🍗☕🥕🍩🍦🍤
3. 「口が痛い…」その原因、唾液不足かも?
唾液には、お口の中の粘膜を保護する「潤滑油」のような働きもあります。
不足すると摩擦で粘膜が傷つきやすくなり、「口の中がヒリヒリ痛む」「入れ歯が当たって痛い」といった症状が現れることがあります。
さらに、唾液が減って「ドライマウス」になると、全身の免疫力低下や、誤嚥性肺炎のリスクにも影響を及ぼすことがあります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、ここで気になるのが唾液をしっかり出す方法ですね!
日常に取り組みやすい4つの習慣をご紹介します🌷
①よく噛んで食べる: 噛む刺激が唾液腺を活性化させます。みなさん何回くらい噛まれてますか?意識すると案外噛んでないことに気付くかもしれません。なるべく一口30回を目指しましょう。
②こまめな水分補給: 体が水分不足だと唾液も出にくくなります。
③口呼吸の改善: 鼻で呼吸する習慣を意識すると、口の中の乾燥を防げます。
④唾液腺マッサージ: 耳の下や顎の下をやさしくマッサージするのも効果的です。
part2では④唾液腺マッサージについて詳しくご紹介させていただきます。
唾液は、私たちの口と全身の健康を守る大切な存在です。
「最近、口が乾く」「飲み込みにくそう」といったサインに気づいたら、身近な医療者にご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます










