こんにちは!ひのでクリニック 算定チームNです。
この度、日本在宅医療連合学会 in 長崎にて、ポスター発表を行ってまいりましたので、ご報告させていただきます!

日頃から、地域のご利用者様やそのご家族の皆様に、より質の高い在宅医療を提供できるよう、スタッフ一同研鑽を積んでおります。
今回の発表は、私たちが力を入れている取り組みの一つ、「ひのでカフェ」について、全国の在宅医療に携わる皆様にご紹介する貴重な機会となりました。

ポスター発表のテーマは「ひのでカフェ:医療的ケア児・者のご家族たちの交流と支援の架け橋」
今回のポスター発表では、「ひのでカフェ」が、医療的ケア児・者のご家族にとって、どのような「交流と支援の架け橋」となっているかを具体的な事例を交えてご紹介しました。

「ひのでカフェ」は、医療的ケアを必要とする方々のご家族が、安心して集い、情報交換や交流ができる場として運営しています。ポスターでは、まず「ひのでカフェ」開設の背景と目的として、日々医療的ケアに奮闘されるご家族が抱える孤立感や情報不足といった課題に対し、地域の中で安心して繋がれる場所を提供したいという私達の想いを伝えました。
また、同じ境遇のご家族同士が経験や感情を共有し、互いに支え合う「ピアサポート」の重要性を強調し、それがご家族の精神的な負担軽減や、前向きな気持ちにどれほど繋がっているかをご紹介しました。具体的な交流の様子や、参加者の方々からの「悩みを共有できて心が軽くなった」「一人じゃないと思えた」といった温かい声もご紹介しています。さらに、当院の医師、看護師、リハビリスタッフなどが同席し、専門的なアドバイスや情報提供を行うことで、ご家族が抱える医療面での疑問や不安を解消できるようサポートする多職種連携による支援の体制についても触れました。そして、カフェがご家族と地域の様々な社会資源(福祉サービス、他機関など)を繋ぐハブとなり、より広範な支援へと繋げられるよう、地域における「架け橋」としての役割を目指していることについても言及しました。

ポスター全体を通して、「ひのでカフェ」が、単なる交流の場にとどまらず、ご家族のQOL(生活の質)向上に寄与し、地域における医療的ケア児・者支援の重要なインフラとなると期待できることを示しました。

発表を終えて
今回の学びを活かし、ひのでクリニックは、地域で暮らす医療的ケア児・者とそのご家族が、より笑顔で安心して生活できるよう、「ひのでカフェ」の活動に尽力してまいります。そして、在宅医療の質の向上と、地域に根ざした医療機関として、皆様に「ひのでクリニックがあってよかった」と心から思っていただけるよう、スタッフ一同、より一層精進してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

当院のブログでは、今後も様々な活動報告や医療に関する情報発信を行ってまいりますので、ぜひご覧ください。

ひのでクリニック