先日開催したゆるつなも、多くの方にご参加いただきありがとうございました。
今回も他職種の方々にご参加いただき、「在宅での経管栄養管理」について
学びを深める時間となりました。

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💊 栄養剤のキホン:「医薬品」と「食品」
経管栄養の栄養剤は、大きく2つに分かれます。

  • 医薬品(保険適用 / 1〜3割負担)

費用は抑えられますが、味や種類の選択肢は少なめ(エンシュア、ラコール等)。

  • 食品(自費 / 全額自己負担)

費用はかかりますが、味や形状(ゼリー状など)のバリエーションが豊富
(メイバランス等)。
また、患者さんの胃腸の働きに合わせて、消化が必要な「半消化態」、
消化の負担が少ない「消化態」、そのまま吸収できる「成分栄養剤」の3タイプから、
投与ルートや消化能力によって最適なものは変わってきます。

⚠️ 令和8年 診療報酬改定「栄養剤の処方制限」
アンケートでもご質問がありましたが、2026年の改定により、
エンシュア等の「液体の医薬品栄養剤」は、単なる栄養補給目的での処方が不可になります。
保険適用とするには、処方箋や明細書に明確な理由(経管栄養を実施中、
嚥下障害による食事困難など)の記載が必須となります。
処方が難しいケースでは、代替として市販の栄養補助食品が選択肢になります。
自費にはなりますが、栄養が補え、味や形状(ゼリー状など)のバリエーションが
豊富というメリットがあります。
単に「処方できない」とお伝えするのではなく、ご本人の好みや状態に合わせて
管理栄養士よりご提案できればと思います🍀

📌 知っておきたい!「物品」の仕組み
もう一つ、退院時などにトラブルになりやすいのが、シリンジやチューブなどの取り扱いです。
これら物品は「処方」ではありません!
医療機関(病院やクリニック)が算定する「指導管理料(月1回)」や「各種加算」の範囲内で、
医療機関から患者さんへ直接お渡しする仕組みになっています。
スムーズな移行のためにも、事前の情報共有が重要ですね。

制度の改定もありますが、これからも「ゆるつな」のつながりを通して
皆さんで情報交換していきたいですね😊
次回のゆるつなは....
「膀胱留置カテーテル管理 」をテーマにお話します!
みなさまのご参加をお待ちしてます🌟

 

ひのでクリニックでは緩和ケアや症状緩和に力を入れています。当院では症状緩和に強い複数の医師が連携し、あらゆる疾患に伴う苦痛や不安を和らげ、生活しやすい治療を心がけています。
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