医学生・看護学生実習に対する当院の取り組み Vol.2~診療出発前から診療同行~
こんにちは!ひのでクリニックです。
当院は、プライマリ・ケアの一環として医学生や看護学生の実習を受け入れています。
今回は第2回目、学生実習における「診療出発前の準備から診療同行までの実際」を詳しくお伝えします!
(Vol.1~オリエンテーション~もぜひご覧ください^^)
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【出発前の準備】
当院の訪問診療では、車で移動して患者様のもとへ伺っています。
その日の訪問スケジュールによっては、遠方の訪問や件数が多いこともあるため、一度出発するとなかなかクリニックに戻ってこれないことも…。そのため、診療に出発する前の入念な準備が欠かせません。

〈荷物積み込みの様子〉
どのようなものを準備しているかというと…
☆患者様にお渡しするもの(書類や検査結果、支給物品など)
☆診察時に予定されている検査に必要な物品(採血や尿検査など)
☆診察時に行う医療処置に必要なもの(消毒やガーゼ、テープ類など)
患者様にお渡しするものや診察時に予定されている検査や処置に必要なものは、忘れないように前日から準備しています。
また、患者さまの体調変化に合わせて対応できるように、車内にもさまざまな医療機器を載せていますよ。
☆心電図
☆超音波検査(エコー)
☆点滴類
☆酸素ボンベ
☆アンビューバック
☆吸引器
持参予定のものや同行バッグ(何が入っているかは、過去のブログをご覧ください!)、患者さまの状態に合わせて必要なものを持ち、患者さまのもとへ伺っています^^
実習生の皆さんには、準備の流れや荷物の積み込みにも参加していただいています。「こんなに車に荷物が入っているんだ…!」と驚かれることも…。
出発前には医師や同行者でカンファレンスし、患者さまの状態やスケジュールについて情報共有します。実習生さんにも参加してもらっています!

〈院内情報共有の様子〉
【診療同行実習】
患者さまのもとへ到着したら、前回の診察の様子や多職種から得た情報をもとにしながら診察を行います。実習生さんには患者さまの体温や血圧を測ってもらっていますよ。患者さまとのコミュニケーションに緊張している姿もありますが、実際に患者さまと関わることで、より深く訪問診療の現場を知っていただけると思っています。
なかには「がんばってね」と患者さまから温かい声をかけていただけることも…^^♪
診療同行実習では、医師の診察だけでなく、次のような場面を見学することができます。
☆検査(採血、心電図、エコーなど)
☆医療処置(皮膚トラブルや褥瘡の処置)
☆医療機器の交換(気管カニューレや胃ろう、尿道留置カテーテルなど)
☆輸血や医療用麻薬の投与
☆多職種連携(ICTツールや電話、退院前カンファレンス、担当者会議など)
☆予防接種
☆看取り
当院では0~100歳まで幅広い年齢層の患者さまがいるため、さまざまな場面を見て学ぶことができます。
「病気や障害を抱えていても、さまざまなサービスを利用しながら住み慣れた自宅で生活できる」
「病院でも自宅でも、自分が過ごしたい場所に選択肢がある」
実際に自宅で過ごされている患者さまやご家族の生活を見学させてもらうことで、在宅医療についてより深い学びになっているようです。
診療同行実習では、ただ見学してもらうだけでなく、患者さまの状態や生活背景、ご家族との関係、利用している社会資源などの情報や患者さま・ご家族の想いも実習生さんに伝えています。
患者さまやご家族が自宅でどのように過ごしているのか、これまで知らなかった世界が広がっています。これからも当院での実習が実りあるものになるよう、さまざまな場面を『見て・感じて』いただけるように取り組んでまいります!
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当院では学生実習期間中に、医療的ケア児のご家族にご協力いただき、ご自宅にうかがって実習生が数時間一緒に過ごす時間を設けています。医療的ケア児の生活やケアの実際を見たり、ご家族のお話を聞ける貴重な時間です。
次回は「医療的ケア児の患者さま宅への滞在実習」についてご紹介します。ぜひご覧ください!