脳血管疾患、肺炎を経験された患者様のために、ご家族様が日々の安全な食事を支えているケースがあります。
今回、再入院され、退院時に『嚥下調整食』が必要だと指導を受けておられました。
はじめてのことで、食事の準備に関する不安が増していたご家族様。
担当のケアマネージャーさんから連絡をいただき、退院日当日に管理栄養士が訪問することになりました。

◯管理栄養士の訪問サポート
退院日に、管理栄養士がご自宅へ訪問し、具体的なサポートを行いました。
ご家族様は今日の夕ごはんからどう準備したらいいのか分からない…と不安なご様子でした。

◯食事準備について現状を確認
今までに食事について何か指導を受けたことはあるか、今回どのように変わるか聞いておられるか、それらを受けてどう考えておられるか、食事準備に関する不安はなにか、お聞かせいただいて1番困っていることをいっしょに解決しましょうとお話しました。

◯嚥下調整食の作り方を実践
実際にご家庭にある調理器具を確認し、嚥下調整食の作り方を説明しました。
食材ごとに適切な切り方や調理法を実演し、ご家庭で簡単にできる方法をお伝えました。

◯食具や食事姿勢について確認
ふだん使用されている食器やスプーンを確認し、食べるペース、1口あたりの量、食事姿勢について確認や提案を行いました。

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現状の整理や、不安点の確認を行った上で、負担を極力減らして食事準備ができるよう支援を行いました。

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食事には2つの役割が備わっていると言われています。
・健康を維持/増進し、また疾病の予防/治療に必要な栄養素を過不足なく摂取するという栄養学的側面です。
・食習慣や食文化を満たし、おいしく食べることで心の豊かさや満足感を得るとともに、人間関係やコミュニケーションの形成に役立つなど、生活の質や社会性を高める側面です。

しかし、在宅療養中の方々にとって、食事の準備や管理が負担になることも少なくありません。
そんな状況を少しでも改善し、患者様やご家族様の日々の生活が楽になるよう、管理栄養士もお手伝いします。

ひのでクリニックでは管理栄養士による訪問栄養食事指導に取り組んでいます。

食支援

より安心した生活を送ることができるようお力になれたらと思います。

お気軽にお声がけください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

ひのでクリニック