こんにちは!診療チームです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
診療同行看護師の仕事と魅力、今回は「ご家族へのケア」についてお伝えします☆

訪問診療は生活の一部として、患者様ご本人はもちろん、ご家族へのケアも行う役割があります。
日々の診察を通して信頼関係を構築しながら、患者様・ご家族の思いや希望に沿って関われるように努めています。
患者様にとって「家族」の存在は影響が大きいものです。家族の1人が体調を崩すと、他の家族は心配になりますし看護や介護力が必要とされる時もあります。
「家族」は、患者様含め家族1人ひとりの病気の予防や回復、健康の保持増進にとても大切な存在だと言えますね。
患者様のご自宅に訪問する在宅医療の現場では、目の前の患者さんご本人の後ろに「家族」、そのまた後ろには「地域」が見えやすい環境にあります。
患者様が抱えるさまざまな健康問題と家族や地域が影響しあっていることを感じます。

独居の方もいらっしゃいますし、同居で24時間介護にあたれるご家庭もあれば、仕事で日中は留守になる・別居でなかなか会いに行けないなどご家庭の事情はさまざまあります。
ご家族の事情にも寄り添い、患者様ご家族が安心して穏やかに過ごせるサポートができれば・・・と考えています。

診療同行看護師は、患者様ご家族との適度な距離感から全体を俯瞰して判断しやすい立ち位置で仕事をしています。
診療同行や電話対応の場面から、ご家族を含めた患者様に今何が起こっているか、家族のライフステージはどうか、困っている問題の成り立ちに思いを馳せます。
時には看護師だけでなく、医師や他事業所のケアマネさん、訪問看護師さんなどの多職種とも情報共有し、一緒によりよいアプローチ方法を検討することもあります。 
介護をするご家族の負担感が強ければ、休息時間を確保するためのサービス調整やレスパイト入院を検討することもあります。
家族全体をアセスメントし、患者様を支えるご家族に対するケアも重要なのです*

ご家族の形はそれぞれ異なりますので、時には難しさを感じることもあります。
多職種で連携しながら、患者様ご本人を含めご家族全体をケアし、少しでも希望の形に沿った生活を過ごせるようサポートさせていただきます。
患者様やご家族が笑顔で安心して過ごされている姿や「ありがとう」という言葉がとても嬉しく、励みになります^^

最後まで読んでいただきありがとうございました!
ひのでクリニック