先日、スタッフがzoomセミナーに参加しました。
テーマは「看取りについて」です。

在宅医療に携わるようになり、私も患者様のお看取りの場面に立ち会わせていただく機会が増えました。
その度に、自分にできることは何だったのか?もっと何かできたのでは?と考えるようになり、今回セミナーを通して学びたいと思い参加させていただきました。

講師の先生がお看取りをする患者様で多いのは「がんの終末期」と「老衰」だそうです。
がんの終末期では呼吸困難や疼痛、腹水など苦痛症状を軽減させるための緩和ケアに努めます。
老衰では治療など強いることなく、ご本人のQOLを維持し最期を迎えられるよう支援します。
講師の先生がおっしゃっていたのは、看取りが近くなると「診る」から「看る」へ変化するということでした。医療的な部分から、ご本人やご家族の希望に沿った支援、見守る姿勢へと変わります。
また自宅で最期を迎えようとしているご家族へ、今後を予測して起こりうることを繰り返し伝えることが大切だと話されていました。
今後の症状や状態の変化を伝えておくことで、ご家族が少しでも心の準備ができるように、少しでも不安を軽減して自宅で過ごせるようにとのことです。

「看取り」と一括りに言っても、これまでの患者様・ご家族の背景や生活環境等で異なるので、さまざまな形があります。
「自宅で看取れてよかった」と話されるご家族がほとんどですが、最期を迎えるまでに様々なエピソードがあります。
講師の先生の「看取りに正解(答え)はない」という言葉が印象的でした。
ご本人やご家族の思いに沿って自分ができることを精一杯させていただき、できるだけ希望に近い形で最期を迎えられる支援ができるよう、今後も精進してまいります。
ひのでクリニック