4月のゆるつな
先日開催したゆるつなも、多くの方にご参加いただきありがとうございました。
今回は「実践!在宅診療の事例紹介」をお届けしました。
事前アンケートでいただいた皆さまからの「現場のリアルな悩み(もやもや)」に
お応えするため、今回は複雑な状況を整理する思考ツール「臨床倫理の4分割法」を
用いながら、当院の事例を紹介しました。
🌀現場で直面する「正解のない悩み」
現場では、「誤嚥のリスクを避けるために食事を制限するべきか(無危害・善行の原則)」、
それとも「リスクを承知で、ご本人や家族が望む食べる楽しみを優先するべきか(自律尊重の原則)」
といった、倫理的なジレンマが日常的に起こります。
そんな時に役立つのが「4分割法」です。
複雑な課題を、以下の4つの視点で整理し、多角的に検討していきます。
・医学的適応(病状や治療目標はどうなっているか)
・患者の意向(ご本人の意思決定や理解度はどうか)
・QOL(生活の質)(治療の有無で生活や苦痛はどう変わるか)
・周囲の状況(ご家族の思いや、経済的・社会的側面はどうか)
🍀 大切なのは「答え」ではなく「プロセス」
今回のお話の中で特に強調してお伝えしたのは、このツールを使って情報を出し切ることや、
ただ一つの「正解」を出すことがゴールではない、ということです。
正解がなくて迷うとき、患者様、ご家族、そして多職種からなる医療介護チームが、
同じ方向を向いて足並みをそろえ、一緒に「納得できる答え」を見つけていくプロセスが
大切なんだと学びました。
今後も地域の皆さまと連携し、関係を大切にしながら、患者様やご家族にとっての
最善を一緒にサポートしていけたらと思っています。
「ゆるつな」が、これからもそんな皆さまとの気軽な情報共有や、
あたたかい繋がりの場になれば嬉しいです🌷
次回のゆるつなは....
「在宅現場での経管栄養 」をテーマにお話します。
みなさまのご参加をお待ちしてます!
ひのでクリニックでは緩和ケアや症状緩和に力を入れています。当院では症状緩和に強い複数の医師が連携し、あらゆる疾患に伴う苦痛や不安を和らげ、生活しやすい治療を心がけています。
ご本人とご家族の想いを第一に、ご自宅での穏やかな療養、在宅緩和と温かな看取りを全力でサポートいたしますので、いつでもご相談ください。

LINE友だち追加










