先日開催したゆるつなも多くの方にご参加いただきありがとうございました。
今回は、「口腔ケア実践レクチャー」をテーマに当院STよりお話ししました。

🦷口腔ケアは”歯磨きだけ”ではない
口腔ケアは、歯だけではなく、粘膜・舌・義歯など口腔内全体を清潔に保つケアです。
誤嚥性肺炎や感染症の予防、食べる・話す機能の維持、QOLの向上など、
全身の健康に深く関わっています。
特に経口摂取をしていない方は、唾液分泌や自浄作用が少なく、より丁寧なケアが
必要になります。

🦠口腔内細菌のリスク!
口腔内、特に歯垢(プラーク)には非常に多くの細菌が存在します。
起床時の歯垢1mg中には約1億個の細菌が含まれるとも言われており、誤嚥によってこれらが気道に入ることが、誤嚥性肺炎の大きな原因となります。
だからこそ、ケアが不可欠なんですね。

👀ケアのポイント
物品や環境調整、そして姿勢(ポジショニング)の重要性も共有しました。
特に姿勢は、顎が上がるだけで誤嚥リスクが高まるため、
・座位では軽く前傾
・ベッド上では30〜45度のギャッジアップ+顎を引く
といった基本を改めて確認しました。
口腔ケアの方法として「保湿→清掃→保湿」が基本。
乾燥した口腔内をいきなり清掃すると、痛みや出血、拒否につながります。
まずは保湿で汚れをふやかし、やさしく清掃し、最後に再度保湿することで、
「痛いケア」から「気持ちいいケア」へ変わっていきます。

🌱事前アンケートのお悩み
「口を開けてくれない」「食いしばってしまう」「噛まれそうで怖い」といった、
ケアを始める前の難しさについて多くの声がありました。
そのような場合、無理に口を開けようとせず、まずは安心してもらう関わりや、
いきなりお口に触れるのではなく、脚や肩など体の離れたところから順に
少しずつ触れて慣れてもらう方法が有効だと学びました。
また、「舌の汚れが多い」「きれいにしてもすぐ元に戻ってしまう」といったお悩みも聞かれました。
舌の汚れは、食べかすだけでなく、お口の中の細胞や細菌が集まったもののため、
汚れをやわらかくするジェルを使い、時間をかけて少しずつケアすること、
やり過ぎないことがポイントだと感じました。
日々の何気ないケアが、お口の中を清潔に保ち、結果としてからだ全体の健康を支える
大切な柱だと改めて実感しました。

kcare

次回2月のゆるつなは・・・
「診療報酬ってこんな感じ!」をテーマに在宅の算定についてお話します😺
皆様のご参加をお待ちしています!

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