こんにちは!診療チームです。
診療チームの主な仕事は、医師の診察に同行し、診療の補助をすることですが、院内で行う仕事もあります。
本日は「小児予防接種」について紹介します。

**予防接種について**

当院の患者さんの約3割は小児の患者さんですが、小児期には多くの予防接種があります。
現在、定期接種は生後2ヶ月から始まります。在宅医療を受ける医療的ケア児のお子さんの場合、出生直後は体調が不安定であったり、治療中であったりと、
予定通りに予防接種を受けられないことがあります。退院後、在宅医療が介入し、まだ接種していない予防接種を行うことを「キャッチアップ」と呼びます。
また、予防接種のために基幹病院へ通院する負担を軽減するためにも、体調やご希望に応じて自宅での定期予防接種を実施しています。

**予防接種の流れ**

1. 母子手帳の確認
 訪問診療開始時に母子手帳を確認し、予防接種の進行状況を確認します。これに基づいてスケジュールを立てます。

2. スケジュールの作成
ご本人の体調とご家族との相談の上、診察時に予防接種できるよう予定を立てます。同時に予診票をお渡しします。

3. ワクチンの準備
クリニック内では接種予定のワクチンの注文準備に入ります。ワクチンは冷蔵保存のため、接種予定の前日に入荷できるよう調整して注文します。

4. 接種前の準備
接種予定のある診察前には、ワクチン、注射針、消毒綿、シール、接種券に押すクリニックの印鑑を準備します。

5.接種の実施
 診察で医師が体調を確認後、予防接種を実施します。接種終了後は、算定チームに事務処理を依頼します。


**予防接種の重要性**

予防接種は感染症の拡散を防ぎ、社会全体の健康を守る重要な手段です。抗体を得ることで、特定の病気に対する免疫を強化し、病気の発症や重症化を防ぐことができます。私たちは最新の情報を常に学び、患者様やご家族に最善のケアを提供できるよう努めています。

今後も、皆様の健康を守るために一丸となって努力してまいります。ご質問やご不明な点がございましたら、いつでもお知らせください。

一般的なスケジュールは下記サイトをご参照ください。

https://www.know-vpd.jp/children/

ひのでクリニック