先日zoomセミナーに参加しました。
今回のテーマは「困難事例」でした。訪問診療クリニックの先生がこれまでの診察での対応が難しかったケースを話してくださいました。

◯脳梗塞後の患者様 介護者から「何かいつもと違う」と連絡がニ度あったが様子を聞いた上で経過をみれると判断。その後「息をしていない」と連絡がありそのまま亡くなられたケース
◯看取りの患者様 100歳近くの高齢で亡くなられ、医師もお子様も「大往生だった」と話していたが奥様はそうは思っておらず、ご家族の気持ちに沿えなかったケース
◯患者様本人は自宅で最期まで過ごしたい、ご家族は「家では看れない」という家族間での思いのすれ違いのケース
など様々な経験を話してくださいました。

なぜ、うまくいかないことがあるのか。
・本人や家族が自宅で過ごすことを本当は希望していなかった、想像と違った
・介護力や、環境が難しかった
・医療者との関係が難しかったり、連携がうまく取れなかった
など、様々な要因があります。
今回のケースは仕方がなかった、で終わらせるのではなく次に活かせるようにすることが重要です。
困った時は1人で抱え込まず相談し、いろんな視点から問題を見て解決に向けてみんなで考えることが大切だと思います。
また「これはこうした方ががいいな」と感じたことは後回しにせず後悔のないよう行動していきたいと思いました。
講師の先生の「フットワークとネットワーク」という言葉が印象的でした!
今回のセミナーを受け、普段から患者様やご家族、他職種としっかりコミュニケーションをとり連携することの大切さを改めて感じました。
今後も精進してまいります。貴重なお話をありがとうございました。
ひのでクリニック